フルレンジユニットのマウント方法
密閉型2Wayスピーカー「スパイス2.11」~2からの続きです。
ユニットの磁気回路側に鉛のインゴットを取り付け、磁気回路側でバッフルにユニットをマウントると、間違いなく磁気回路部分の不要振動が減少(抑えられる)します。それにより、ユニットの再生音帯域の音質が向上します。
「スパイク2.11」の図面を製図している時点で、ウー
ハーのマウントの仕方で音質が向上することに気付
いていませんでしたので、密閉型2Wayスピーカー
製作した鉛インゴット |
を取り付けるように製図されていません。
そこで、直径7.5cm厚さ2.1cm重量約1kgのの
鉛のインゴットを作り、ナットを磁気回路後部に接
着し、ボルトで鉛のインゴットをユニットに取り付け
テスト試聴を行いました。
ユニットに鉛のインゴットを付ける前と付けた後の
音質の変化は、磁気回路の不要振動が減少した
ことにより再生音帯域の分解能と過渡応答が向上
したようで、全体的によりクリアーな音質になった
ように聴き取れます。
特に低音域の音質は、バスレフ型スピーカーと密
閉型スピーカー低音域の音質の違いを「密閉型は
バスレフ型に比べ低音が締まった音に聴こえる。」
と評価されるように、鉛のインゴットを付け磁気回
路側でマウントすると低音域が締まったように聴こ
える。
鉛のインゴットなしとありの状態で何度も比較試聴
を行った結果、音質は、明らかに良くなることが確
認できました。
今回の鉛のインゴットは、1kgでしたが1.5~2kg
と重量を増すと更に効果が上がるのではないかと
思われる。
音質の変化は、磁気回路の不要振動が減少した
ことにより再生音帯域の分解能と過渡応答が向上
したようで、全体的によりクリアーな音質になった
ように聴き取れます。
鉛のインゴットを取り付けところ |
特に低音域の音質は、バスレフ型スピーカーと密
閉型スピーカー低音域の音質の違いを「密閉型は
バスレフ型に比べ低音が締まった音に聴こえる。」
と評価されるように、鉛のインゴットを付け磁気回
路側でマウントすると低音域が締まったように聴こ
える。
鉛のインゴットなしとありの状態で何度も比較試聴
を行った結果、音質は、明らかに良くなることが確
認できました。
今回の鉛のインゴットは、1kgでしたが1.5~2kg
と重量を増すと更に効果が上がるのではないかと
思われる。
クロスオーバー周波数
ツィーターの内部 |
ツィーターの内部の配線は、カナレのスピーカーケーブル 4S8を使用しました。
ハイ パスフィルターは、フイルムコンデンサー2.2μF、1個による-6dB/octとし、フルレンジユニットは、コイルを入れずにアンプとダイレクトに接続しています。
塗装は、大変な作業
今回のスピーカー製作行程で、最も時間を費や
したのが塗装作業。
当初はスピーカーの全面をオールブラックの鏡
面塗装もどきを思い描き、下地調整のサンディ
ング、中塗りを終えてサンディングを重ねました
が、素材ががラワン合板のためか、なかなかフ
ラットになってくれません。
塗装下地調整 |
したのが塗装作業。
当初はスピーカーの全面をオールブラックの鏡
面塗装もどきを思い描き、下地調整のサンディ
ング、中塗りを終えてサンディングを重ねました
が、素材ががラワン合板のためか、なかなかフ
ラットになってくれません。
サーフェサーを何本も使ってしまった。
中塗りの缶スプレー塗料がエナメルの安いも
のだったため塗装の硬化が遅く、さらい時間
が費やしてしまった。
あまりにも時間がかかり過ぎるので、エンクロ
ージャーのサイドパネルを木目調の壁紙を貼
りクリアー塗装仕上げとし、ホーンバッフルと
トップパネルは、黒の上塗りとクリアー塗装仕
上げとし、ボトムパネルは黒のつや消し塗装
仕上げに変更しました。
ホーンツィーターについても、同様の仕上げに。
・・・・・・・・・塗装は、経験と根気が必要であると痛感した次第です。
この続きは、密閉型2Wayスピーカー「スパイス2.11」~4で・・・・・
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