2025年10月15日水曜日

P2)バスレフでもバックロードホーンでも密閉でもダブルバスレフでもない!!小ぶりのニアフィールドスピーカー


オープンバッフル型
のコンパクトニアフィールドスピーカー( P2)



元音、そっくりに‼️


既存のコンパクトスピーカーから出る音は、いくら好評の評価を得ているスピーカーでも、スピーカーから出ている音。これは、元音ではないことを無意識のまま受け入れいる。

けして「元音」と錯覚するまでもならない。

スピーカーから再生されている音は、コンパクトなサイズでもそこそこ低域もあり、中高音の響きもあるおかげか、生っぱくは感じるが、そこまでの音質でしかない。コンパクトスピーカーからの再生音内のお話しに留まってると思います。

コンパクトスピーカーで元音そっくりにするには、うん〜難しい。


1.音源


音源(デジタルデータ)その物の録音品質に、ばらつきを感じる。けして良い録音ではない音源を多々、耳にします。高音が耳に付いて聴き疲れるを覚えることもある。リマスターは特ヤバイ!!

音楽配信サービスで提供されている音源でも確認できる。音の、特に低音域の量感が削り取らっているのか、うすぺっらな女性ボーカルの声がある。何時、そんなに痩せちゃたの?って感じ。悲しいかぎりです。


良い音で聴くためには、CDでもレコードでもネット音源でも、まず、良い品質で録音された音源であることが、大前提と思います。加えて、音量をそこそこ大きめにすることです。



2.小口径スピーカーの音像スケール



ニアフィールドにおいてコンパクトスピーカーで音楽を聴く時の音量が50〜60db程度 の場合、元音の音像スケールに比べかなり小さい音像スケールで聴いていることになります。

そもそもニアフィールドですから、狭い間隔でスピーカーを配置するのですから、自ずと音像スケールも小さくて当たり前です。ましてや50〜60db程度の音量ですから。

プラモデルで例えると1/2スケールではな1/10スケールですか? それとも1/20スケールかな・・・。

音像スケールを拡大するのにもコンパクトスピーカーですから拡大できる上限があり、元音の音像スケールと等身大にはならないと思います。

ニアフィールドではなく広いオーディオルーム、仮に20畳とかにコンパクトスピーカーを設置して音量を上げて聴いたとしても等身大は難しいでしょう?

これは、再生するフィールドの広さではなく、再生する物体(スピーカーユニット)の大きさに関係するものと思います。


3.普段、耳にする生活音とスピーカーから出る音



逆位相ありきの生活音は、日常でよく聴く自然な音に思える。

スピーカーの音は、低音域の音圧を増幅するためにスピーカーユニットのウラ面から出る逆位相の音をエンクロージャーで閉じ込めるか、共鳴を利用したエンクロージャーで覆っているため、楽器の生音や生活音と比べると違和感を覚える音に思える。


4.クロスオーバー周波数



既存の2Wayコンパクトスピーカーのクロスオーバー周波数は、概ね2KHz〜5KHzの高音域で、ツイーターとウーファーの音の指向性が強く位相ずれが気になる帯域に設定されています。

至近距離で聴く場合は、位相ずれが起こり難い同軸ユニットやフルレンジユニットが点音源となり位相ずれ対策には有利です。

ですが、NEWタイプのコンパクトニアフィールドスピーカーでは、音の指向性がない音の回折帯域にクロスオーバー周波数の設定を模索しています。





2025年9月15日月曜日

P1)バスレフでもバックロードホーンでも密閉でもダブルバスレフでもない!!小ぶりのニアフィールドスピーカー

 NEW タイプのコンパクトニアフィールドスピーカー( P1)


1.概要 「Fresco 活き活き」


ニアフィールド( Near Field ) でネット上の音楽をいい音で聴くため、NEWタイプのキャビネットを創造してみた。

コンパクトなサイズですが、音楽の演奏の躍動と静寂を感じる。NEWタイプのキャビネットの音のニュアンスは、音量を上げることでよく感じれる。

視聴スタイルは、設置されたスピーカーとリスナーの間隔が近距離の状態で視聴するニアフィールドリスニングスタイルで聴きます。

さらにリスナーとスピーカーと間が至近距離のディスクトップの設置にも対応するため、可能な限りコンパクト化を図ったキャビネットも創造している。

しかし、極端なコンパクト化により、低音の本質と音のニュアンスを犠牲にしないサイズとしました。

2.低音域の量感と質が鍵


ディストップを含めたニアフィールドで使用されるコンパクトスピーカーは、バスレフポートもしくはパッシブラジエーターをエンクロージャーに配置し低音を物理的に増幅する構造です。それで低音の量感不足を補うようになっています。

低音というと、10cmフルレンジで低音が50Hzまで出た、とか。重低音など・・・低音域のローエンドへの延伸が高音質かのようにセールスされてます。

更に小口径の5〜8cmのフルレンジを使い、いろいろな構造のエンクロージャーを駆使した設計でローエンドの延伸を競うかような記事や動画があります。これはいい音に繋がるのか?
ただ、楽しでいるだけなのかな?

低音域の本質を問う

低音域のより低い周波数の再現も重要ですが、もっと大切なのは音圧というより低音域内の音波の振幅で振動している空気体積量が楽曲のバランスに沿ったものであるかが重要と考えてます。

まず、ウッドベース・ドラム・和太鼓・グランドピアノなどの楽器は、10cmフルレンジユニットより甚だ大きいです。

では、低音の80Hzの音程の音を10cmフルレンジスピーカーで聴いた場合とウッドベースの弦を弾いて聴いた場合とでは、違いはどこにあるのしょうか?全く同じには感じないでしょう?

その80Hzの音をつくり出す振動面の大きさです。振動する空気の体積量が当然違います。ゆえに、同じ音程ですが聴感上、全く同じには感じないところになります。

スピーカーの音質比較

スピーカー同士(ユニットやエンクロージャーの違い)の音質の比較ではなく、本物の楽器、例えば、ウッドベースの出す80Hzの音とそれを録音してスピーカーで再生したウッドベースの音と比較するべきではないでしょうか。でないと進歩はないでしょう。オーディオの?



2021年1月29日金曜日

小型密閉型スピーカーの自作【第3回】ディスクトップには何を置く⁇ 好みの音がいい!!

自作だからできるオリジナルスピーカー。ステージモニター調エンクロージャー、音ばなれと高音の指向性。


以前の【第1回】【第2回】では、アコースティックサスペンション方式の小型密閉型サブウーファー2.1ch アンプLepai LP-168 HAのレビューについての話してきました。

今回の【第3回】は、2.1ch アンプLepai LP-168 HAの特性を考えた小型密閉型スピーカーの自作の話です。

1.☛ 小型密閉型スピーカーエンクロージャーの形状


この小型密閉型スピーカーの最大の特徴は、一般的なマッチ箱タイプの形とは違うエンクロージャーの形にあります。その目的は、高音をしっかり、に聞こえるようにするためです。

「スピーカーは、ベストなセッティングで音楽を聴くのが基本」


どうして、このようなエンクロージャーになったのか?

私が想定しているニアフィードとは、ディスク上にパソコンのディスプレイモニターが置かれ、その両脇にスピーカーを置かれた、普通に見かける空間です。

その机の上には、ディストップパソコンのディスプイモニターだけでなく、ノートパソコンが置かれている場合もあると思います。

このようなニアフィールドでも、オーディオにおけるスピーカーのセッティングの基本は、リスナーの耳の高さと、スピーカーの高音が出る部分の高さを合わせることが肝心になってきます。

そもそも高音というのは、低音や中音に比べ指向性が強いのがあります。ですから、高音がしっかり耳に入ってこないと音が良くないように聴こえます。

スピーカーが同じ場合であっても、スピーカーのセッティングによって音は、良くも聴こえたり、悪くも聴こえたりします。

ですから、ベストなリスニングポジションを構築するには、右スピーカー、左スピーカーの設置位置とリスナーのリスニングポイントが正三角形になるようにし、スピーカーを耳の高さに合わせるスピーカーのセッティングで聴くのがセオリーです。

良い音で聴くための基本中の基本となります。

ニアフィールドという特有の極小空間であっても、良い音で聴くためには、スピーカーの基本セッティングで聴くのが理想です。

そのためには、ディスク上に置いた小型のスピーカーの高音の出る部分を、リスナーの耳の高さに合わせるためにリスナー自身が下がるか、小型スピーカーを持ち上げるしかありません。

それを可能にするための形状として、ステージモニター形状を取り入れました。


 2.☛ 小型密閉型スピーカーには、TOPTONE製F70A21-5フルレンジが "ちょうど良かった“ 



トップトーン製F70A21−5 フルレンジ

1.インピーダンス: 8Ω  2.定格出力: 5W  3.最大出力: 7W  4.最低共振周波数: 155Hz  5.周波数レンジ: fo〜20kHz  6.出力音圧レベル: 85dB W/m  7.マグネット質量: 81g  8.重量: 239g

以上が7cmフルレンジユニットF70A21-5の仕様です。

このフルレンジの鳴りっぷりは、一言でいうと低音域は全く出ません。はっきり言ってバスレフ型が似合うフルレンジ。購入時に内容積1.5リッター前後の密閉型エンクロージャーを作り、その鳴り方は確認済み。

という経緯から、小型密閉型サブウーファーから出る低音と小型密閉型スピーカーからでる低音の重なりあう領域を小さくするのに、ちょうどよかったので7cmフルレンジユニットF70A21-5を選びました。


3.☛ LepaiLP-168HAを使った小型スピーカー自作のまとめ


 手前味噌にはなりますが、小型密閉型サブウーファーと小型密閉型スピーカー仕上げのクオリティーは、満足いくものになりましたが、・・・・
音質は、やはり小型の域を超えるものにはなりませんでした。でも達成感はえられましたね。



P[015]

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2017年9月28日木曜日

アコースティックサペンション方式でタイトな低音を目指した。小型密閉型サブウーファーの製作(自作) 【第2回】

ニアフィールド用小型密閉型スピーカーに小型密閉サブウーファーの追加で、低音の力強さと音場の広がりが増す!!



アコースティックサスペンション方式の小型密閉型サブウーファーは、10cmという小口径にも関わらず50Hz辺りまでフラットなF特性で低音を再生。

小型密閉型サブウーファーの追加で低音の再生表情はとてもタイトで、そして力強さと音場の広がりが得られ、曲のスケール感が向上して聴こえます。

【第2回】になります今回は、小型密閉型サブウーファーについてご紹介して参ります。


   目次 

 1.  小型密閉型サブウーファーの仕様

 2.☛  小型密閉型サブウーファーの表面仕上げ 

 3.☛  小型サブウーファーは必要か?



アコースティックサスペンション方式の小型密閉型サブウーファー
____________________________________________________


1.☛ 小型密閉型サブウーファーの仕様


■ 小型密閉型サブウーファー用スピーカーユニット


10㎝フルレンジスピーカーユニット
 
アコースティックサスペンション方式小型密閉型サブウーファーに使用したのは、日立製テレビから取り出しておいた10㎝のフルレンジスピーカーユニットです。

ブラウン管TV用なので防磁気型。ペーパーコーン紙でエッジは、ウレタンではなくラバー。何の変哲もない10㎝フルレンジです。

Lepai LP-168 HAのサブウーファー出力に繋ぐと振動板の振幅が十分に取れるモノです。振幅が大きくとれる、ストロークが大きいということは、低音再生に有利でf0が低いのではないのかという推測から、アコースティックサスペンション方式による密閉型サブウーファーユニットとして選択しても低音域再生において、なんの問題もないという判断にいたり使用に至りました。

■ 小型密閉型サブウーファーエンクロージャー内容積


1、Lepai LP-168 HA2.1chアンプサブウーファー出力調整で、調整量に応じた音圧を容易に得られるので、”エンクロージャーの内容積を厳密に求める必要はない” 

2、10cmフルレンジユニットはテレビからの取り出し品でT/Sパラメーター値が分からないため、その値を基に密閉型エンクロージャーの内容積を求めることができない。

3、小型化を図るとはいえ、ローエンドの伸びがなく特定の低音帯域が持ち上がった、所謂、低音域が詰まったように聴こえる、エンクロージャーの内容積は避けたい。

4、サブウーファーからの中音出力を抑えるため、吸音材の充填量をできる限り多くするが、低音域が詰まったように聴こえる、充填量は避ける。


仕上げ前の小型密閉型サブウーファーの前面


上記要件を考慮し、できる限り小型化を目指したエンクロージャーの内容積は、10㎝フルレンジの場合、スピーカーユニットのT/Sパラメーター値にもよりますが、密閉型では5L~10Lの範囲に収まると思われることから、5L+αの内容積となりました。

また、フルレンジユニット駆動すると磁気回路に不要振動が起きるので、その不要振動を抑えるためのエンクロージャーの内に支柱を設け、その支柱にユニットの磁気回路があたるようにし、不要振動をエンクロージャーに逃がすようにしました。

支柱は、エンクロージャーの天板と底板に木ねじで固定されています。

そして、エンクロージャーの内の吸音材の充填量は、満充填です。ギュギュー詰めでありません。サブウーファーのエンクロージャーの仮組の段階で充填量を見極めています。



仕上げ前の小型密閉型サブウーファーの背面


2.☛  小型密閉型サブウーファーの表面仕上げ



アコースティックサスペイション方式による小型密閉型サブウーファーは、設置フィールドに合わせ、Lepai LP-168 HA2.1chアンプを上面もしくは背面に取り付けできるようにしています。

背面にLepai LP-168 HAをマウント

上面にLepai LP-168 HAをマウント



エンクロージャーの表面仕上げは、前面、上面、背面を黒のビニールレーザー張り。右面、左面は、0.5mmの厚さのアルミ板を張り。底板は、2.5cmの厚さのしな合板に黒のつや消し塗装で仕上げとなっています。


3.☛ 小型密閉型サブウーファーは必要か?



小型の密閉型サブウーファーを追加することで、安価なPC用スピーカーのような、うすっぺらな音から、さよならできます。厚みのある低音で高音がキラつかないバランスの取れた鳴り方ができます。そして聴き疲れません。このサウンドは。

バランスが取れる鳴らし方とは、Lepai LP-168 HA2.1chアンプの機能で、サブウーファーとR・Lメインスピーカー間の音圧のバランス調整が容易にできるからです。

ディスクトップなどのニアフィールド用として、パソコン(PC)・スマホ・ミュージックプレーヤーなどに繋いで鳴らすと、思い他、嬉しさがこみあげてきます。 

サブ・ウーファーありと、なし。あった方が、「吉」です。特にR・Lメインのスピーカーが小さい場合(小型の密閉型)は。

お疲れ様でした。最後までありがとう。


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2016年3月11日金曜日

Lepai LP-168 HAの購入を機に、小型密閉型サブウーファーと小型密閉型スピーカーの製作(自作)【第1回】

ニアフィールド用の小型密閉型スピーカーに小型密閉サブウーファーの追加で、低音のタイト感と音場の広がりが増す!!

  

昨年、12月11日にヤフオクでサブウーファー出力付のLepai LP-168 HA購入を機に、今年1月中旬よりニアフィールド用に、このアンプの機能を活かした小型密閉型サブウーファーと小型密閉型スピーカーの製作に取り掛かってきました。


これから、2.1chアンプに対応したアコースティックサスペンション方式の小型密閉型サブウーファーと小型密閉型スピーカーの製作(自作)をご紹介してまいります。


◆ 目次 
 
1.☛アコースティックサスペンション方式小型密閉型サブウーファー小型密閉型スピーカーの概要
    
2. 2.1chアンプLepai LP-168 HAの特性をスピーカー製作(自作)に反映させる



アコースティックサスペンション方式小型密閉型サブウーファーと小型密閉型スピーカー
_____________________________________________________


1.☛ アコースティックサスペイション方式小型密閉型サブウーファーと小型密閉型スピーカーの概要


■ アコースティックサスペンション方式



アコースティックサスペンション方式とは、ユニットの口径に対し比較的小容積の密閉型エンクロージャーに、音材を十分に満たし、「foの低いユニット」を使い、より低い周波数までフラットな特性で低音再生を可能にした方式です。



このアコースティックサスペンション方式は、イギリスのAR社(Acoustic Research)によって1955年前後に開発されまいた。 詳しくは、オーディオの足跡等でご参照ください。



一般にサブウーファーを密閉型で製作するとバスレフ型に比較してエンクロージャーは、ローエンドを伸ばそうとすると大きくなります。そこで密閉型サブウーファーの小型化を図る目的でアコースティックサスペンション方式を取り入れることにしました。



アコースティックサスペンション方式で小型密閉型サブウーファーを製作するためには、AR社で使われているfoの低いユニット」が必要になます



簡単に説明するとコーン紙の「振幅が大きく取れるユニット」ということでしょう。具体的には、コーン紙(振動板)が重く、サスペンションが柔らかく、ロングボイスコイルタイプのユニットとなります。



■ 採用したスピーカーユニット(ドライバー)


【 サブウーファー用ユニット 】



上記、要件を満たすために、低音領域おける下限域再生性能に優れたfoの低いウーファーユニットと、そして、エンクロージャーの更なる小型化を図るため、8~12cm口径ののユニット中から採用を考えてました。

* 8cm口径  : 小型化には適しているが、foが高い。

* 10cm口径 : 小型化には適し、foも100Hzを切るユニットもある。

* 12cm口径 : foも100Hzを切るユニットも多いが、エンクロージョーの大きさが気になる。



しかし、今回は以下ような状況から衝動的に、フルレンジを採用してしまいました。



アンプのテスト試聴のため手持ちの日立製10cmフルレンジを裸の状態でLepai LP-168 HAのサブウーファー出力に繋ぎ、サブウーファーレベルを徐々に上げていると、思いのほかコーン紙(振動板)が大きく振幅。尋常じゃないほど。「10cmフルレンジってこんなにストロークする!?」



「フルレンジとは思えない程。ウーファーユニットに近い特性!? 低音域も下限の方まで10cmとしては、十分出ているように聴こえる。



これだと、「密閉(アコースティックサスペンション方式)でもいける!」という衝動から、10cmフルレンジで製作(自作)しました。 製作した結果は、思いのほか良好な結果が得られました。


* 10cmフルレンジ 10W 日立製テレビより取り出し品 



詳しくは、【次回】の中でお伝えいたします。  



【 L・Rスピーカー用ユニット 】



下記のフルレンジを選択しました。

7cmフルレンジ 7W トップトーン製 F70A21-5 (ネットから購入)

詳しくは、【次回】の中でお伝えいたします。


■ 密閉型エンクロージャーの容積と容姿「ルックス」


* L・Rスピーカー  : 1.5リッター前後  吸音材は、必要最小量
* サブウーファー  : 5.0リッター前後  吸音材は、フル充填



密閉型エンクロージャーの容積と吸音材の充填量は、上記のとおりです。容姿(ルックス)は、このページの上の画像をご覧ください。

詳しくは、【次回】の中でお伝えいたします。


2.☛ 2.1chアンプLepai LP-168 HAの特性をスピーカー製作(自作)に反映させる 


■ Lepai LP-168 HAの仕様とレビュー




Lepai LP-168 HAは、AB級ンプ。普通のアナログアンプになります。仕様と主観による評価は下記になります。

 ステレオ出力    2×40W MAX(電源に依存)
 サブウーハー出力  1×60W MAX(電源に依存)
 電源入力ジャック  2.1mm×5.5mm
 電源        9~14.4V DC5A
 ライン入力     RCA、3.5mmミニプラグ
 USBポート    スマホやMP3プレーヤーなどに充電可能・・?
 サイズ       約18.6cm×13cm×4.9cm
 重量        458g
Lepai LP-168 HA 前面パネル
前面パネルには左より、1・電源スイッチ、2・赤のランプ(電源確認)3・サブウーファーレベル調整ツマミ0~10、4・クロスオーバー領域の調整ツマミ50~200Hz、5・青のランプ(サブウーファー出力レベルに応じて点滅)、6・高音レベル調整ツマミ(L・R用)、7・低音レベル調整ツマミ(L・R用)、8・音量レベルツマミ(L・R用)、9・3.5mmミニプラグジャック


 
Lepai LP-168 HA 後面パネル
後面パネルには左より、1・RCA入力ジャック、2・(上段)R・Lスピーカーターミナル、(下段)サブウーファーターミナルR・Lどちらでも出力、3・USBポート、4・電源入力ジャック



【 外観と品質の評価 】



購入価格は、商品代金¥2、480+送料¥510で、電源アダプターに12V5Aが付属してました。価格から考えて仕上がり品質は、アルミ材の肉厚も薄くもなく、そこそこの質感があります。



アンプのデザインは、人それぞれ好みは違うと思いますので、評論しません。決して嫌いなルックスではありません。価格、相応でしょう。


【 各調整機能の評価 】


Lepai LP-168 HA 前面パネル 各調整機能

サブボリューム、メインボリューム共に、調整量に応じた必要十分な出力が得られます。


クロスオーバー調整は、50Hzから200Hzに徐々に右に回しても、サブウファーからは、中音の量が増えて聴こえてくるばかりで、調整よってクロスオーバー値が変わっているようには思われせん。周波数音圧特性測定でも低音域から中音域方向の音圧が上がるばかりでした。


トーンコントロール調整は、高音、低音ともに調整量に応じた増減量が不足気味と思われます。


■ サブウーファーとL・Rスピーカーの音の繋がり 




周波数音圧特性測定には、スマートホンで利用できるアプリ「FrequenSee-スペクトラムアナライザ」を活用しました。手軽に周波数音圧特性測定ができるので、スピーカー製作(自作)に取り組む上でトテモ役立ちました。



では、アンプのテスト試聴と周波数音圧特性測定を経て。


[1] 2.1chアンプLepai LP-168 HAの機能であるサブウーファー出力からは、任意のクロスオーバー調整値における、減衰フィルタの減衰があまりにも緩やかなため、中音域の音が聴こえてくる
500Hz以上の音圧も測定で確認できました。


[2] L・Rスピーカーから、音量ボリュームを上げると入力OFFの状態でも、微量な「ビー」というノイズが聴こえる。入力ONにし音量ボリュームを上げると、ソース音にかき消され、その「ビー」というノイズ音は気にならなくなる。



上記、2箇所がLP-168 HAで、最も気になったところでした。[1]と[2]を改善するため改良を行いところですが、アンプはノーマル特性を基に、サブウーファーとL・Rスピーカーの製作(自作を)に取り組みました。[2]のノイズについては、無視しました。



[1] において、サブウーファーのクロスオーバー調整が50Hzの位置でも中音域の音が聴こえるため、サブウーファーとL・Rスピーカーのの繋がりを考慮しました。



*サブウーファーから出る中音をできる限り抑える密閉型エンクロージャーの構成に。



L・Rスピーカーとサブウーファーから出る音の重なり合う音域を最小帯域するために、L・Rスピーカーユニットには、低音の出ないフルレンジを採用。



以上がLP-168 HAの特性をスピーカー製作(自作)に反映させた事項になります。



今回は、ここまでになります。この続きは、【次回】アコースティックサスペンション方式で小型化を目指した。小型密閉型サブウーファーの製作(自作)でお伝えいたします。



お疲れ様です。有難うございました。


P[013]


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2014年3月21日金曜日

小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(3)

  バックロードホーン音質改善  


バックロードホーンには特有の共鳴音がある。


上記課題は、バックロードホーンにおける最も忌まわしい課題です。

バックロードホーン型スピーカーの音にはエンクロージャーの大小にかかわら、共鳴音(癖、エコー的な)とでもべき音色が多か少なかれ確認できるのではないでしょうか?

その共鳴音(癖、エコー的な)の現われ方が甚だ激しくなると「ボーボーとかホーホー」という具合に聴こえるようです。


このようなバックロードホーン型特有の共鳴音(癖、エコー的な)を解消するために、空気室、道内、口端内部に吸音材の充填をしたり、エンクロージョー剛性に配慮した強化造にしたりしています。

また、フルレンジユニットを交換したり、フルレンジユニット(ドライバー)並びエンクロージャのエージングに頼るなど、いろい音質改善策が行われてます

それをうかがい知る記述をネットでよく読みました。前作の小型バックロードホーンの音でも確認しています。・・・・・その原因は????


共鳴音の原因は、音波の反射


バックロードホーン型の動作原理は、ホーン原理に基ずく動作より、共鳴原理に基ずく動作支配的と思います。それは、音波の性質、特性を良く知ることで、おのずと理解できるはずです。


下の2機種のバックロードホーン型スピーカーは、ネットで小型バックロードホーンと検索すると、よくお目にかかるCW型のホーンロード構造のエンクロージャーです。


【平行直管型段階ホーンロード】


第1音道・第2音道・第3音道・第4音道・・・ロード(音道)内の断面積を段階的に拡大することで疑似的エキスポネンシャルホーンとしたCW方式のバックロードホーンスピーカー


平行直管型段階ホーンロード

【エクスポネンシャル(指数関数)ホーンロード】


長谷弘工業様が販売されている板を重ねて作るバックロードホーンスピーカーに見られるような、曲線構造でスムーズな広がり率を可能にしたエキスポネンシャルホーンをCW方式に取り入れたバックロードホーンスピーカーです。

こちらはロード(音道)内で起こる音波の反射は、【平行直管型段階ホーンロード】に比べ、かなり抑えられると思われます。


エクスポネンシャル(指数関数)ホーンロード

上記、どちらのバックロードホーン型スピーカーの開口端でも、ホーン原理を基に考えると、低音域周波数の波長の長さより開口端周囲の長さが不足しているため、開口端で音の反射が起こります。また、反射波を抑える開口端形状とはなっていことも挙げられます。


これは、開口端外周部空間の音響インピーダンスと開口端から放射せれる音の音響インピーダンスとの間に、音響インピーダンスの差があり、インピーダンスの整合が取れないため、開口端から空気室に向かう反射波が起こるからです。


これにより、、開口部から空気室に向かう反射波に起因する共鳴(癖、エコー的な)が起こり、これが、「バックロードホーン型スピーカー特有の癖=音色の元」となっていると考えます。



また、平行直管型段階ホーンロードでは、各音道内毎に音波の反射が起こりやすい構造で、端で起きる反射波と各音道内毎で起きる反射波が互いに複雑に作用しあい、エクロージャー構造に応じた特有の共鳴が起こると考えます。


音質改善策


回は小型バックロードホーンという縛りがあることから、低音域における共鳴音(癖)に消し去ることは、音(音波)の性質・特性上(ホーンの原理的に基づくと)不可能という至ってます。


一般的な小型バックロードホーン型スピーカーでは、低音を再生するために必要なロード長さることながら開口面積、開口端周囲長を有していない、あまりにも開口端が小さすぎます


だからと言って開口部を大きくする為に、ホーン(ロード部分)の広がり率を大きく取るとうことではないです・・・・・・・・

フロントホーン型並びバックロードホーン型の最も重要なファクター

1、低音再生に必要な開口端の大きさがある

2、開口端で起きる反射を抑える開口形状がある

3、ロード(音道)内で反射を起さない形状が必要

4、低音域再生に必要なロード長の確保

5、空気室で中高音を減衰を図る(バックロードホーンのみ)

であると考えます。

低音再生に必要な開口部の大きさと開口部やロード内で起きる反射波を抑える形状にすることで、改良された音色、音質は期待できるものと思います。

ただ、小型ゆえ低音域再生に必要なロード長と開口端の大きさを確保することは、非常に難しいと思います。

【追記】

100Hzの低音をホーンできれいな音で再生するためのホーンの周囲長は、最低でも1オクターブの50Hzの波長の長さが必要です。計算していただくと分かりますが、かなりの大きさのホーン開口端になります。小型バックロードホーンの枠には、到底おさまるものではありません。

小型バックロードホーンスピーカーと言うより、小型バックロードスピーカーと改名した方が良いのではないか、と、この頃、思う次第です。

P[012]


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