ニアフィールド用小型密閉型スピーカーに小型密閉サブウーファーの追加で、低音の力強さと音場の広がりが増す!!
アコースティックサスペンション方式の小型密閉型サブウーファーは、10cmという小口径にも関わらず50Hz辺りまでフラットなF特性で低音を再生。
小型密閉型サブウーファーの追加で低音の再生表情はとてもタイトで、そして力強さと音場の広がりが得られ、曲のスケール感が向上して聴こえます。
【第2回】になります今回は、小型密閉型サブウーファーについてご紹介して参ります。
【第2回】になります今回は、小型密閉型サブウーファーについてご紹介して参ります。
◆ 目次 ◆
1.☛ 小型密閉型サブウーファーの仕様
2.☛ 小型密閉型サブウーファーの表面仕上げ
3.☛ 小型サブウーファーは必要か?
1.☛ 小型密閉型サブウーファーの仕様
■ 小型密閉型サブウーファー用スピーカーユニット
ブラウン管TV用なので防磁気型。ペーパーコーン紙でエッジは、ウレタンではなくラバー。何の変哲もない10㎝フルレンジです。
Lepai LP-168 HAのサブウーファー出力に繋ぐと振動板の振幅が十分に取れるモノです。振幅が大きくとれる、ストロークが大きいということは、低音再生に有利でf0が低いのではないのかという推測から、アコースティックサスペンション方式による密閉型サブウーファーユニットとして選択しても低音域再生において、なんの問題もないという判断にいたり使用に至りました。
■ 小型密閉型サブウーファーエンクロージャー内容積
1、Lepai LP-168 HA2.1chアンプのサブウーファー出力調整で、調整量に応じた音圧を容易に得られるので、”エンクロージャーの内容積を厳密に求める必要はない”
2、10cmフルレンジユニットはテレビからの取り出し品でT/Sパラメーター値が分からないため、その値を基に密閉型エンクロージャーの内容積を求めることができない。
3、小型化を図るとはいえ、ローエンドの伸びがなく特定の低音帯域が持ち上がった、所謂、低音域が詰まったように聴こえる、エンクロージャーの内容積は避けたい。
4、サブウーファーからの中音出力を抑えるため、吸音材の充填量をできる限り多くするが、低音域が詰まったように聴こえる、充填量は避ける。
仕上げ前の小型密閉型サブウーファーの前面 |
上記要件を考慮し、できる限り小型化を目指したエンクロージャーの内容積は、10㎝フルレンジの場合、スピーカーユニットのT/Sパラメーター値にもよりますが、密閉型では5L~10Lの範囲に収まると思われることから、5L+αの内容積となりました。
また、フルレンジユニット駆動すると磁気回路に不要振動が起きるので、その不要振動を抑えるためのエンクロージャーの内に支柱を設け、その支柱にユニットの磁気回路があたるようにし、不要振動をエンクロージャーに逃がすようにしました。
支柱は、エンクロージャーの天板と底板に木ねじで固定されています。
そして、エンクロージャーの内の吸音材の充填量は、満充填です。ギュギュー詰めでありません。サブウーファーのエンクロージャーの仮組の段階で充填量を見極めています。
そして、エンクロージャーの内の吸音材の充填量は、満充填です。ギュギュー詰めでありません。サブウーファーのエンクロージャーの仮組の段階で充填量を見極めています。
仕上げ前の小型密閉型サブウーファーの背面 |
2.☛ 小型密閉型サブウーファーの表面仕上げ
アコースティックサスペイション方式による小型密閉型サブウーファーは、設置フィールドに合わせ、Lepai LP-168 HA2.1chアンプを上面もしくは背面に取り付けできるようにしています。
上面にLepai LP-168 HAをマウント |
エンクロージャーの表面仕上げは、前面、上面、背面を黒のビニールレーザー張り。右面、左面は、0.5mmの厚さのアルミ板を張り。底板は、2.5cmの厚さのしな合板に黒のつや消し塗装で仕上げとなっています。
3.☛ 小型密閉型サブウーファーは必要か?
小型の密閉型サブウーファーを追加することで、安価なPC用スピーカーのような、うすっぺらな音から、さよならできます。厚みのある低音で高音がキラつかないバランスの取れた鳴り方ができます。そして聴き疲れません。このサウンドは。
バランスが取れる鳴らし方とは、Lepai LP-168 HA2.1chアンプの機能で、サブウーファーとR・Lメインスピーカー間の音圧のバランス調整が容易にできるからです。
ディスクトップなどのニアフィールド用として、パソコン(PC)・スマホ・ミュージックプレーヤーなどに繋いで鳴らすと、思い他、嬉しさがこみあげてきます。
サブ・ウーファーありと、なし。あった方が、「吉」です。特にR・Lメインのスピーカーが小さい場合(小型の密閉型)は。
お疲れ様でした。最後までありがとう。
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