2012年10月16日火曜日

小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(1)

 小型、コンパクトなバックロードホーンとは 


 スピーカーシステムにおける小型、コンパクトなエンクロージャーのサイズとは、一般にど
の程度の高さ、幅、奥行きになるのだろう・・・・・?

 因みに、8cmフルレンジユニットを使いホーンロードを2~2.5m.の本格派的なバックロ
ードホーンを製ようとすると、かなり大きなのエンクロージャーになってしまう。

 8cmフルレンジユニットを使い、ホーンロードを2m未満し、広がり率を抑え、エンクロー
ジャー小型化を図っても、同ユニットをマウントし他のクロージャー(密閉型・バ
スレフ型等)と比較すると、「ちょっときいな~」と見えてしまう。まぁ~この辺は、リスナ
ーのサイズに対する認識の差やスペース(部屋の大きさや設置場所)にもよるだろう・・・・・

一体、どの程度のサイズ以下を小型、コンパクトなエンクロージャーと見なすのか。

 そこで、ネット等で国内外のスピーカー販売メーカーが市場投入している一般家庭向け
スピーーシステムのエンクロージャーサイズを調べてみた。

                         高さ40cm×幅23cm×奥行き25cm前後以下

 が小型、コンパクトなスピーカー(エンクロージャー)
 として扱われているようだ。今だに根強い人気があ
 るYAMAHAのNS-10M(テンモニ)も上記のサイ
 ズに納まっいまう。

 バックロードホーン型だけのカテゴリーでは、

  高さ55cm×幅25cm×奥行き)35cm前後以

 でも小型として扱われているようである。小型、コン
 パクトとして扱れるスピーカーシステム高40cm
 ×幅23cm×奥行きcm前後以下)のエンクロー
 ジャー型式(方式)はバスレフ型が最も多く、と言う
 より殆んどで、次いで密閉型とな  り、そして殆んど
 が2Way方式となっている。

 2Way方式のウーハーの口径は、18~10cm前後
 が使用されている。ツィーターは、ドーム型が最も多
 くなっている。

フルレンジ一発は、PC用のアクティブスピーカーに多く見受けられ、オーディオ仕様として
の流通量は多くはないようである。

そして、スピーカーの市場流通量の最も多いサイズは、上記サイズ(H40cm×W23cm×
25cm前後以下)であり、一般家庭に最も普及し保有されていると思われる。

部屋に置くスペースファクター的にも視覚的にも、邪魔にならないサイズが好まれる傾向にあ
る。要するに「お手頃」でなければならないようである。

最も保有されている2Way方式バスレフ型の小型、コンパクトなエンクロージャーと、同サイ
ズのフルレンジ一発のバックロードホーン型とでは、音質的に、どちらが「好まれる音」にな
るか、興味があるところである。

このようなスピーカー市場事情より、小型、コンパクトなサイズ、高さ(H)40cm×幅(W)23
cm×奥行き(D)25cm前後を上限とし、バックロードホーン型スピーカーを再度、製作(自
作)しようと考えています。

前回のバックロードホーンの音質的課題の解決策を、模索した結果を形にしていこうと思う。

それで今回は、この辺で・・・・・

P[010]

 関連コンテンツ 


小型バックロードホーンフルレンジ一発自作 a>>気になる!!バックロードホーンの音
小型バックロードホーンフルレンジ一発自作 b>>小型バックロードホーンの音道
小型バックロードホーン手頃なフルレンジ型(1)>>小型なバックロードホーンとは
小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(2)>>前作バックロードホーンの音色
小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(3)>>バックロードホーンの音質改善

2012年5月21日月曜日

小型バックロードホーンフルレンジ一発自作b


 小型バックロードホーンの音道構造 


 前回の小型バックロードホーンフルレン自作 aで紹介した小型バックロードホーンエンクロージャー音道構造は、エンクロージャー定なコンスタントワイド(CW)を基に、道がゆるかに広がるエクスポネンシャル曲を融合せた音道になるように、設計しました

しかし、現時点で設計内容について振り返っ考え直してますと、設計上、不適切な所があります。

 バックロードホーンの自作を思い立った時点の、計コンプト、仕様、図面、そしてエンロージャー内部画像は、記となっています。




 
小型バックロードホーン型

■ 設計コンセプト
 
 1、小型(コンパクト)で、ディストップパソコンの脇に置け圧迫感の無いサイズ
    (6畳以下の部屋ないしニアフィールド向き)。

 2、あくまでもフレンジ一発による1Way構成。

 3、ローコスト、音質的にコストパフォーマンスが良い。

 4、小型でもバックロードらしい音抜けの良さ、生々しさ、トランジェント特性の良い音質

■ 仕様
 
外形寸法          38cm(H)×11.3cm(W)×22cm(D)
空気室容積         0.424(Liter)
スロート断面積       14.16(c㎡)
ホーン長          93(cm)
開口面積          97.9(c㎡)
スピーカーユニット      6.5cmフルレンジ型(パラメーター不明、2種類)
エンクロージャー材料 12mmラワン合板、9mmラワン合板
ホーンロード材料   30mm発泡ポリスチレン板、1mmフェルト、粘着テープ

■ 図面

小型バックロードホーンの図面、音道約 93cm

■ エンクロージャー内部


音道構造


 このバックロードホーンエンクロージャーの音道を構成する材料は、一般に用いられているMDFや合板を使っていません。画像にあるように発泡ポリスチレン板を使いました。

 バックロードホーン特有の中音域の癖(共振なのか共鳴なのか、それとも音道内での音の反によるものなのか)を抑えるためには、より曲面、曲線的な音道が不可欠ではないかと考え。

 曲線的な音道を製作するために30mmの発泡ポリスチレン板(商品名スタイロフォーム)を3枚張り合せて使用し、上の画像のような音道としました。

 スタイロフォームのような軽量な材料を使って音道を構成すると、スタイロフォームによる付帯音が多く発生し、音に歪が増え開口部から軽妙な音が出て、聴くに絶えらない音質になるではないかと気がかりでしたが、以外にも心配すまでのものではりませんでした。

それより、空気室が小さかったためか、クロスオーバー周波数が330Hzと高くユニットからの直音と開口部からの音のオーバラップ帯域が広くなったのか、それにより中音域が強く感じられます。

 このバックロードホーン型の音質は、開口部での音の反射にようものなのか、音波の反射よる在波ものなのか、特定帯域での共鳴的な音が出ているほうがになす。非常に・・・・

 この部分が今後の課題です。音の出方は、バックロードホーンらしい歯切れの良いメリハリのあ音なのですが・・・・・・

それでは、今回は、この辺で・・・・

P[009]


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