小型、コンパクトなバックロードホーンとは
スピーカーシステムにおける小型、コンパクトなエンクロージャーのサイズとは、一般にど
の程度の高さ、幅、奥行きになるのだろう・・・・・?
因みに、8cmフルレンジユニットを使いホーンロードを2~2.5m.の本格派的なバックロ
ードホーンを製作しようとすると、かなり大きなのエンクロージャーになってしまう。
8cmフルレンジユニットを使い、ホーンロードを2m未満し、広がり率を抑え、エンクロー
ジャーの小型化を図っても、同ユニットをマウントした他のエンクロージャー(密閉型・バ
スレフ型等)と比較すると、「ちょっと大きいな~」と見えてしまう。まぁ~この辺は、リスナ
ーのサイズに対する認識の差やスペース(部屋の大きさや設置場所)にもよるだろう・・・・・
一体、どの程度のサイズ以下を小型、コンパクトなエンクロージャーと見なすのか。
そこで、ネット等で国内外のスピーカー販売メーカーが市場投入している一般家庭向け
スピーカーシステムのエンクロージャーサイズを調べてみた。
高さ40cm×幅23cm×奥行き25cm前後以下
が小型、コンパクトなスピーカー(エンクロージャー)
として扱われているようだ。今だに根強い人気があ
るYAMAHAのNS-10M(テンモニ)も上記のサイ
ズに納まっていまう。
バックロードホーン型だけのカテゴリーでは、
高さ55cm×幅25cm×奥行き)35cm前後以下
でも小型として扱われているようである。小型、コン
パクトとして扱われるスピーカーシステム(高40cm
×幅23cm×奥行き25cm前後以下)のエンクロー
ジャー型式(方式)は、バスレフ型が最も多く、と言う
より殆んどで、次いで密閉型とな り、そして殆んど
が2Way方式となっている。
2Way方式のウーハーの口径は、18~10cm前後
が使用されている。ツィーターは、ドーム型が最も多
くなっている。
フルレンジ一発は、PC用のアクティブスピーカーに多く見受けられ、オーディオ仕様として
の流通量は多くはないようである。
そして、スピーカーの市場流通量の最も多いサイズは、上記サイズ(H40cm×W23cm×
D25cm前後以下)であり、一般家庭に最も普及し保有されていると思われる。
部屋に置くスペースファクター的にも視覚的にも、邪魔にならないサイズが好まれる傾向にあ
る。要するに「お手頃」でなければならないようである。
最も保有されている2Way方式バスレフ型の小型、コンパクトなエンクロージャーと、同サイ
ズのフルレンジ一発のバックロードホーン型とでは、音質的に、どちらが「好まれる音」にな
るか、興味があるところである。
このようなスピーカー市場事情より、小型、コンパクトなサイズ、高さ(H)40cm×幅(W)23
cm×奥行き(D)25cm前後を上限とし、バックロードホーン型スピーカーを再度、製作(自
作)しようと考えています。
前回のバックロードホーンの音質的課題の解決策を、模索した結果を形にしていこうと思う。
それで今回は、この辺で・・・・・
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