2025年9月15日月曜日

P1)バスレフでもバックロードホーンでも密閉でもダブルバスレフでもない!!小ぶりのニアフィールドスピーカー

 NEW タイプのコンパクトニアフィールドスピーカー( P1)


1.概要 「Fresco 活き活き」


ニアフィールド( Near Field ) でネット上の音楽をいい音で聴くため、NEWタイプのキャビネットを創造してみた。

コンパクトなサイズですが、音楽の演奏の躍動と静寂を感じる。NEWタイプのキャビネットの音のニュアンスは、音量を上げることでよく感じれる。

視聴スタイルは、設置されたスピーカーとリスナーの間隔が近距離の状態で視聴するニアフィールドリスニングスタイルで聴きます。

さらにリスナーとスピーカーと間が至近距離のディスクトップの設置にも対応するため、可能な限りコンパクト化を図ったキャビネットも創造している。

しかし、極端なコンパクト化により、低音の本質と音のニュアンスを犠牲にしないサイズとしました。

2.低音域の量感と質がキモ


ディストップを含めたニアフィールドで使用されるコンパクトスピーカーは、バスレフポートもしくはパッシブラジエーターをエンクロージャーに配置し低音を物理的に増幅する構造です。それで低音の量感不足を補うようになっています。

低音というと、10cmフルレンジで低音が50Hzまで出た、とか。重低音など・・・低音域のローエンドへの延伸が高音質かのようにセールスされてます。

更に小口径の5〜8cmのフルレンジを使い、いろいろな構造のエンクロージャーを駆使した設計でローエンドの延伸を競うかような記事や動画があります。これはいい音に繋がるのか?
ただ、楽しでいるだけなのかな?

低音域の本質を問う

低音域のより低い周波数の再現も重要ですが、もっと大切なのは音圧というより低音域内の音波の振幅で振動する空気体積量が楽曲のバランスに沿ったものであるかが重要と考えてます。

まず、ウッドベース・ドラム・和太鼓・グランドピアノなどの楽器は、10cmフルレンジユニットより甚だ大きいです。

では、低音の80Hzの音程の音を10cmフルレンジスピーカーで聴いた場合とウッドベースの弦を弾いて聴いた場合とでは、違いはどこにあるのしょうか?全く同じ感じなのでしょうか?

その80Hzの音をつくり出す振動面の大きさです。振動する空気の体積量が当然違います。ゆえに、同じ音程ですが聴感上、全く同じには感じないところになります。

スピーカーの音質比較

スピーカー同士(ユニットやエンクロージャーの違い)の音質の比較ではなく、本物の楽器、例えばウッドベースの出す80Hzの音質と比較するべきころではないでしょうか。でないと進歩はないでしょう。オーディオの?




2021年1月29日金曜日

小型密閉型スピーカーの自作【第3回】ディスクトップには何を置く⁇ 好みの音がいい!!

自作だからできるオリジナルスピーカー。ステージモニター調エンクロージャー、音ばなれと高音の指向性。


以前の【第1回】【第2回】では、アコースティックサスペンション方式の小型密閉型サブウーファー2.1ch アンプLepai LP-168 HAのレビューについての話してきました。

今回の【第3回】は、2.1ch アンプLepai LP-168 HAの特性を考えた小型密閉型スピーカーの自作の話です。

1.☛ 小型密閉型スピーカーエンクロージャーの形状


この小型密閉型スピーカーの最大の特徴は、一般的なマッチ箱タイプの形とは違うエンクロージャーの形にあります。その目的は、高音をしっかり、に聞こえるようにするためです。

「スピーカーは、ベストなセッティングで音楽を聴くのが基本」


どうして、このようなエンクロージャーになったのか?

私が想定しているニアフィードとは、ディスク上にパソコンのディスプレイモニターが置かれ、その両脇にスピーカーを置かれた、普通に見かける空間です。

その机の上には、ディストップパソコンのディスプイモニターだけでなく、ノートパソコンが置かれている場合もあると思います。

このようなニアフィールドでも、オーディオにおけるスピーカーのセッティングの基本は、リスナーの耳の高さと、スピーカーの高音が出る部分の高さを合わせることが肝心になってきます。

そもそも高音というのは、低音や中音に比べ指向性が強いのがあります。ですから、高音がしっかり耳に入ってこないと音が良くないように聴こえます。

スピーカーが同じ場合であっても、スピーカーのセッティングによって音は、良くも聴こえたり、悪くも聴こえたりします。

ですから、ベストなリスニングポジションを構築するには、右スピーカー、左スピーカーの設置位置とリスナーのリスニングポイントが正三角形になるようにし、スピーカーを耳の高さに合わせるスピーカーのセッティングで聴くのがセオリーです。

良い音で聴くための基本中の基本となります。

ニアフィールドという特有の極小空間であっても、良い音で聴くためには、スピーカーの基本セッティングで聴くのが理想です。

そのためには、ディスク上に置いた小型のスピーカーの高音の出る部分を、リスナーの耳の高さに合わせるためにリスナー自身が下がるか、小型スピーカーを持ち上げるしかありません。

それを可能にするための形状として、ステージモニター形状を取り入れました。


 2.☛ 小型密閉型スピーカーには、TOPTONE製F70A21-5フルレンジが "ちょうど良かった“ 



トップトーン製F70A21−5 フルレンジ

1.インピーダンス: 8Ω  2.定格出力: 5W  3.最大出力: 7W  4.最低共振周波数: 155Hz  5.周波数レンジ: fo〜20kHz  6.出力音圧レベル: 85dB W/m  7.マグネット質量: 81g  8.重量: 239g

以上が7cmフルレンジユニットF70A21-5の仕様です。

このフルレンジの鳴りっぷりは、一言でいうと低音域は全く出ません。はっきり言ってバスレフ型が似合うフルレンジ。購入時に内容積1.5リッター前後の密閉型エンクロージャーを作り、その鳴り方は確認済み。

という経緯から、小型密閉型サブウーファーから出る低音と小型密閉型スピーカーからでる低音の重なりあう領域を小さくするのに、ちょうどよかったので7cmフルレンジユニットF70A21-5を選びました。


3.☛ LepaiLP-168HAを使った小型スピーカー自作のまとめ


 手前味噌にはなりますが、小型密閉型サブウーファーと小型密閉型スピーカー仕上げのクオリティーは、満足いくものになりましたが、・・・・
音質は、やはり小型の域を超えるものにはなりませんでした。でも達成感はえられましたね。



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