2012年11月15日木曜日

小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(2)

 前作バックロードホーンの音色   


 小型バックロードホーンのサイズの上限を、小型バックロードホーン手頃な! フルレンジ型(1)で決まりました。次は、前作の小型バックロードホーンの音質的課題を改善した改良型の考案へ入ろうと思います。

■ 基本コンセプト


バックロードホーンの音質的優位性は、(音質、音色メリット)ままに、
デメリットを可能な限り排除する。 コストパフォーマンスが良い

上記を基本コンセプトに据え制作しようと思います。

■ 前作小型バックロードホーンの音質的デメリット


 前作のバックロードホーンの音質は、どうしてあのような特有の音質になるのか究明しなければ、音質改善ための改良策を見出せません。また、設計と制作にも反映できないと思います。

小型バックロードホーンフルレンジ一発自作 aとbで製作した、小型バックロードホーンの聴感上の音質的課題は、

しかし、密閉型もそうですがバックロードホーン型も低音域は、音道が短いためロー
 エンド延びはないようです。また、バックロードホーン型の特徴なのでしょうか、筒の
 中を通り抜鳴した感じの音調となって聴こえます。

「空気室が小さかったため、クロスオーバー周波数が330Hzと高くユニット
 からの直音と開口部からの音のオーバラップ帯域が広くなり、それにより
 中音域が強調され気たことと、バックロードホーン特有の音色は、
 口部での音の反射によるもなのか、音道内音波の反射よる在波もの
 なのか、特定帯域での共鳴的な音出ているほうがになす。
 
下線部分が今後の課題です。音質自体は、バックロードホーンらしい歯切れの良ハリのあ音なのですが・・・・・・

上記記述から音質改善の課題を


1、バックロードホーン特有の共鳴音(癖、エコー的な)がある。

2、低音域の量感とローエンドへの伸びが不足。

3、音域バランスは、中音にパワースペクトルがある。

4、30cmクラスのスピーカーと比較すると音場が狭い。


4項目に絞込み、

上記課題に取り組もうと思ってます。まず、バックロードホーンにおけるホーンの動作原理を把握しなければなりません。

また、どうして共鳴管や音響迷路的な動作があるのかを調べようとも思います。

■ ホーンの動作とは


 バックロードもフロントロードもホーン型ですので、基本動作は変わらないはず、「バックロードホーンの音質改善に向け」、ホーンの基本動作について理解を深めていこうと考えております。

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 関連コンテンツ 

小型バックロードホーンフルレンジ一発自作 a>>気になる!!バックロードホーンの音
小型バックロードホーンフルレンジ一発自作 b>>小型バックロードホーンの音道
小型バックロードホーン手頃なフルレンジ型(1)>>小型なバックロードホーンとは
小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(2)>>前作バックロードホーンの音色
小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(3)>>バックロードホーンの音質改善

2012年10月16日火曜日

小型バックロードホーン!手頃なフルレンジ型(1)

 小型、コンパクトなバックロードホーンとは 


 スピーカーシステムにおける小型、コンパクトなエンクロージャーのサイズとは、一般にど
の程度の高さ、幅、奥行きになるのだろう・・・・・?

 因みに、8cmフルレンジユニットを使いホーンロードを2~2.5m.の本格派的なバックロ
ードホーンを製ようとすると、かなり大きなのエンクロージャーになってしまう。

 8cmフルレンジユニットを使い、ホーンロードを2m未満し、広がり率を抑え、エンクロー
ジャー小型化を図っても、同ユニットをマウントし他のクロージャー(密閉型・バ
スレフ型等)と比較すると、「ちょっときいな~」と見えてしまう。まぁ~この辺は、リスナ
ーのサイズに対する認識の差やスペース(部屋の大きさや設置場所)にもよるだろう・・・・・

一体、どの程度のサイズ以下を小型、コンパクトなエンクロージャーと見なすのか。

 そこで、ネット等で国内外のスピーカー販売メーカーが市場投入している一般家庭向け
スピーーシステムのエンクロージャーサイズを調べてみた。

                         高さ40cm×幅23cm×奥行き25cm前後以下

 が小型、コンパクトなスピーカー(エンクロージャー)
 として扱われているようだ。今だに根強い人気があ
 るYAMAHAのNS-10M(テンモニ)も上記のサイ
 ズに納まっいまう。

 バックロードホーン型だけのカテゴリーでは、

  高さ55cm×幅25cm×奥行き)35cm前後以

 でも小型として扱われているようである。小型、コン
 パクトとして扱れるスピーカーシステム高40cm
 ×幅23cm×奥行きcm前後以下)のエンクロー
 ジャー型式(方式)はバスレフ型が最も多く、と言う
 より殆んどで、次いで密閉型とな  り、そして殆んど
 が2Way方式となっている。

 2Way方式のウーハーの口径は、18~10cm前後
 が使用されている。ツィーターは、ドーム型が最も多
 くなっている。

フルレンジ一発は、PC用のアクティブスピーカーに多く見受けられ、オーディオ仕様として
の流通量は多くはないようである。

そして、スピーカーの市場流通量の最も多いサイズは、上記サイズ(H40cm×W23cm×
25cm前後以下)であり、一般家庭に最も普及し保有されていると思われる。

部屋に置くスペースファクター的にも視覚的にも、邪魔にならないサイズが好まれる傾向にあ
る。要するに「お手頃」でなければならないようである。

最も保有されている2Way方式バスレフ型の小型、コンパクトなエンクロージャーと、同サイ
ズのフルレンジ一発のバックロードホーン型とでは、音質的に、どちらが「好まれる音」にな
るか、興味があるところである。

このようなスピーカー市場事情より、小型、コンパクトなサイズ、高さ(H)40cm×幅(W)23
cm×奥行き(D)25cm前後を上限とし、バックロードホーン型スピーカーを再度、製作(自
作)しようと考えています。

前回のバックロードホーンの音質的課題の解決策を、模索した結果を形にしていこうと思う。

それで今回は、この辺で・・・・・

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