オープンバック型のコンパクトニアフィールドスピーカー( P2)
元音、そっくりに‼️
既存のコンパクトスピーカーから出る音は、いくら好評の評価を得ているスピーカーでも、スピーカーから出ている音。これは、元音ではないことを無意識のまま受け入れいる。
けして「元音」と錯覚するまでもならない。
スピーカーから再生されている音は、コンパクトなサイズでもそこそこ低域もあり、中高音の響きもあるおかげか、生っぱくは感じるが、そこまでの音質でしかない。コンパクトスピーカーからの再生音内のお話しに留まってると思います。
コンパクトスピーカーで元音そっくりにするには、うん〜難しい。
1.音源
音源(デジタルデータ)その物の録音品質に、ばらつきを感じる。けして良い録音ではない音源を多々、耳にします。高音が耳に付いて聴き疲れるを覚えることもある。リマスターは特ヤバイ!!
音楽配信サービスで提供されている音源でも確認できる。音の、特に低音域の量感が削り取らっているのか、うすぺっらな女性ボーカルの声がある。何時、そんなに痩せちゃたの?って感じ。悲しいかぎりです。
良い音で聴くためには、CDでもレコードでもネット音源でも、まず、良い品質で録音された音源であることが、大前提と思います。加えて、音量をそこそこ大きめにすることです。
2.小口径スピーカーの音像スケール
ニアフィールドにおいてコンパクトスピーカーで音楽を聴く時の音量が50〜60db程度 の場合、元音の音像スケールに比べかなり小さい音像スケールで聴いていることになります。
そもそもニアフィールドですから、狭い間隔でスピーカーを配置するのですから、自ずと音像スケールも小さくて当たり前です。ましてや50〜60db程度の音量ですから。
プラモデルで例えると1/2スケールではな1/10スケールですか? それとも1/20スケールかな・・・。
音像スケールを拡大するのにもコンパクトスピーカーですから拡大できる上限があり、元音の音像スケールと等身大にはならないと思います。
ニアフィールドではなく広いオーディオルーム、仮に20畳とかにコンパクトスピーカーを設置して音量を上げて聴いたとしても等身大は難しいでしょう?
これは、再生するフィールドの広さではなく、再生する物体(スピーカーユニット)の大きさに関係するものと思います。
3.普段、耳にする生活音とスピーカーから出る音
逆位相ありきの生活音は、日常でよく聴く自然な音に思える。
スピーカーの音は、低音域の音圧を増幅するためにスピーカーユニットのウラ面から出る逆位相の音をエンクロージャーで閉じ込めるか、共鳴を利用したエンクロージャーで覆っているため、楽器の生音や生活音と比べると違和感を覚える音に思える。
4.クロスオーバー周波数
既存の2Wayコンパクトスピーカーのクロスオーバー周波数は、概ね2KHz〜5KHzの高音域で、ツイーターとウーファーの音の指向性が強く位相ずれが気になる帯域に設定されています。
至近距離で聴く場合は、位相ずれが起こり難い同軸ユニットやフルレンジユニットが点音源となり位相ずれ対策には有利です。
ですが、NEWタイプのコンパクトニアフィールドスピーカーでは、音の指向性がない音の回折帯域にクロスオーバー周波数の設定を模索しています。
